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Better Half's Diary(エバゴルフ・ブログ)

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「Better Half's マスターズ特集」No.3「グリーン・ジャケット」物語


フィル・ミケルソン
<2010年4月11日、4年ぶり3度目となる
「グリーン・ジャケット」に袖を通したフィル・ミケルソン
GDOマガジン「2010マスターズ特集」・TBS「マスターズ2010」より>


選手にとって「マスターズ」の大きな魅力は、チャンピオンに与えられるマスターズの象徴とも言える「グリーン・ジャケット」であると言われています。


フィル・ミケルソン

<「自分のキャリアの中で永遠に輝く試合であり、一生忘れない・・・・」と、
2004年マスターズ初勝利のフィル・ミケルソン
Golf Classic 2004年7月号より>


「大会終了後に、練習グリーンで行われる閉会式の席上で、優勝者が前年の優勝者にジャケットを着せてもらう」というセレモニーは、1949年に始まりました。
(その際に使われるジャケットは、メンバーのジャケットの中からサイズが近いものを使用し、後日チャンピオンにピッタリのサイズをオーダーするらしい)
前年覇者から掛けられるその瞬間、優勝者の胸にはどのような思いが浮かぶのでしょう。
 

タイガー・ウッズ
<ただ、ただ感動。残ったものはそれしかなかった・・・・・・
2005年、第69回マスターズ。Golf Classic 2005年7月号より>


ご参考までに、このジャケットは、オーガスタ・ナショナルゴルフクラブのパトロン(メンバー)の間では「グリーンコート」と呼ばれています。


黒人メンバー
<オーガスタでたったふたりしかいない黒人メンバーのひとり、M・ロン氏
Golf Classic 2003年7月号より>


 ≪グリーン・ジャケットの由来≫
 
1930年6月、全英オープンに先立ち、「ロイヤル・リバプール・ゴルフクラブ」主催の公式夕食会が行われました。
 
倶楽部メンバーが招待されたこの席には、全英オープンに参戦する数名のアマチュア選手も出席していました。 2度「全英オープン」で優勝し、最強のアマチュアと言われた、「ボビー・ジョーンズ」もその一人でした。

その時、夕食会のホストを務めたのは「クラブ」のキャプテンである「ジェフリー・ビーズリー」でした。「ボビー・ジョーンズ」の席の隣には、キャプテンを辞めたばかりの「ケネス・ストーカー」が座っていました。「ジェフリー・ビーズリー」も「ケネス・ストーカー」も、そして同席した元キャプテン全員が、衿とテールがブルーで、真鍮のボタンのついた赤いコートを着ていました。

同じ赤いコートを着た15人の元キャプテンが並んだ夕食会・・・・さぞかし壮観だった事でしょう。

「ボビー・ジョーンズ」は、感銘を受け、コートの由来や決まり事について「ケネス・ストーカー」に質問を浴びせました。すると「ケネス・ストーカー」が最後に言いました。「ジョーンズ君! 君が今週、全英オープンに優勝したら、私のこのコートを君に譲ろう。」と。

「ボビー・ジョーンズ」がこれに発奮したのかどうかはわかりませんが、見事全英オープンに優勝し、約束通り「ケネス・ストーカー」から赤いコートをいただきました。
 
「ボビー・ジョーンズ」はこの儀式を、「マスターズ」でも採用しようと決め、これが「グリーン・ジャケット」の由来となりました。

最初は、1937年に「オーガスタ・ナショナル ゴルフクラブ」の「メンバー」に、トーナメントの時に見つけやすくするため、「グリーン・ジャケット」を着用してもらいました。


ジャック・スティーブン氏
<オーガスタ・ナショナル ゴルフクラブの会長、ジャック・スティーブン氏
Golf Classic 1997年7月号より>


≪「グリーン・ジャケット」アラカルト≫
 
この「グリーン・ジャケット」は、当時ニューヨークの「ブルックス・ユニフォーム・カンパニー」から購入しましたが、分厚いウール地で出来ており、「マスターズ」が開催される暖かい春には不評でした。その後、オーダーメイドで薄地のジャケットにした所、大変好評でした。(ゴルフのこぼれ話。トーナメントの裏話より)


グリーンジャケット
<めったなことでは撮影させてもらえない「グリーン・ジャケット」
この時も触る事は許されなかった。Golf Classic 2004年7月号より>


ジャケットの色である“PMS34”はフェアウェイのライグラスに最も近い色として選ばれ、いまでは「マスターズ・グリーン」と呼ばれています。縫製はオハイオ州シンシナティーのハミルトン・テイラーが行い、ボタンはマサチューセッツ州のウォータベリー社製、胸ポケットに付けられるクラブのエンブレムはノースカロライナ州のウェーバービル社製です。
価格は400ドル(約5万円)と決して高価ではないですが、チャンピオン・メンバーでなければ着用はできない特別なジャケットなのです。(Choice2003年7月号より)


グリーンジャケット
<大会練習日にはスタッフが大事そうに運ぶ姿も見られた。
ちなみに頼んでも触れせてはくれない。Golf Classic 2006年7月号より>


 「オーガスタ・ナショナル ゴルフクラブ」のメンバーは「グリーン・ジャケット」を400ドルで購入できますが、「マスターズチャンピオンのグリーン・ジャケット」となるとその価値は如何ほどのものなのでしょう?

「グリーン・ジャケット」を手に入れた事で、メーカーとの契約料、トーナメントへの招待費、またコマーシャル等、全ての契約金が一気に跳ね上がり、今後のキャリアで得られる収入は「1000万ドル」とも推測されます。
「グリーン・ジャケット」はわずか400ドルですが、「マスターズチャンピオンのグリーン・ジャケット」は、「1000万ドル」以上の価値があると言えます。(無粋な話で申し訳ありません) (GDOマガジン 2003マスターズ特集より)
 
1949年、初めて「グリーン・ジャケット」がチャンピオンの「サム・スニード」に授与され、以来この儀式は今日迄続いています。

サム・スニード
<画像は20人の名手たち 「サム・スニード」及び
Golf Classic よりお借りしました>


優勝者は、翌年の開催まで「グリーン・ジャケット」を自宅に持ち帰ることができます。が、着用はオーガスタ・ナショナルゴルフクラブのコース内に限定され、一切、公の場で着てはならない事になっています。特にCMや広告などに着用して出るのは、固く禁じられています。
すべてのジャケットは、クラブハウス2階にあるロッカールームに最高のコンディションで厳重に保管されています。 「タイガー・ウッズ」や「レイグ・スタドラー」のように、最初の優勝時と体型が違っていても、新調するには許可が必要です。


タイガー・ウッズ
<タイガー・ウッズが初めて優勝した1997年
Golf Classic 1997年7月号より 今よりスリム?>


多くの場合、選手達はマスターズ週の火曜日の夜に催される「チャンピオンズディナー」の席上、年1回しか着用の機会はないのですが、年月を経ると次第にほころびも出てくるようです。しかし「トム・ワトソン」は、「たとえボロボロになろうとも、直せる部分は直して絶対に新調しない。着るたびに初めて優勝したときのあの感動を思い起こす事ができるから。」と話しています。

トム・ワトソン
<画像は20人の名手たち 「トム・ワトソン」及び
Golf Classic よりお借りしました>


≪「グリーン・ジャケット」のエピソード≫

マスターズのチャンピオンの中で、ただ一人だけ「グリーン・ジャケット」を持ち帰ったままのプロがいます。

それは、1961年に優勝した「ゲーリー・プレーヤー」です。1962年連覇を掛けて「プレーオフ」まで持ち込みましたが、破れてしまいました。返還しなければならなかった「グリーン・ジャケット」は、アフリカに持ち帰ったままだったのです。それでも、「他では着用してはいけない。」と言う「クリフォード・ロバーツ会長」からの忠告を守り、決して、他では着用しなかったそうです。 50年間、南アの自宅のクローゼットに保管されているそうです。

ゲーリー・プレーヤー
<画像は20人の名手たち ゲーリー・プレーヤー及び
Golf Classicよりお借りしました>


≪輝かしい歴代優勝者≫


歴代チャンピオン
<Golf Classic 2004年7月号より>


「マスターズ」を盛り上げたのは、「オーガスタ・ナショナル ゴルフクラブ」の素晴らしさと同時に、「名プレーヤー」が存在したからに他ありません。

歴代チャンピオンで、最多優勝6回(1963、1965、1966、1972、1975、1986年)という偉業を成し遂げた「ジャック・ニクラス」は、その代表的なひとりです。

ジャック・ニクラウス
<画像はWikipedia及びGolf Classicよりお借りしました>

 
その前に、4回優勝(1958、1960、1962、1964年)している「アーノルド・パーマー」も忘れられないプレーヤーです。

アーノルド・パーマー
<画像はGolf Classicよりお借りしました>


プロになってから12年目、メジャー挑戦47試合目で初メジャー制覇をした「フィル・ミケルソン」は、3回優勝(2004、2006、2010年)しています。

21歳3ヶ月14日という最年少優勝記録を持つ「タイガー・ウッズ」は、オーガスタではもう4回優勝(1997、2001、2002、2005年)を経験しています。 
 
「マスターズ」で6回優勝した経験のある「ジャック・ニクラス」は、タイガーがプロ転向する前の1996年に、『「タイガー・ウッズ」は私と「アーノルド・パーマー」を合わせた優勝数(10勝)を超えるだけの能力を持っていると思う』と語っていたそうです。
 
「タイガー・ウッズ」は、1996年秋にプロ転向後、「マスターズ」初挑戦となる1997 年に、2位に12打差をつける圧勝で優勝して最年少優勝記録を果たし、その後3回の優勝を重ね、現在5度目の「マスターズ」制覇への挑戦が続いています・・・・・・・

<ご参考になさって下さい>

GDOマガジン 2009マスターズ特集 
歴代優勝者
http://www.golfdigest.co.jp/news/masters/champ/default.asp

TBS「マスターズ2009」歴代優勝者 http://www.tbs.co.jp/masters/2009/history/history6.html

歴代チャンピオン

<J・ニクラウス、F・カプルス、M・オメーラ、B・クレンショー、
R・フロイド、C・スタドラー、 L・マイズ、T・ワトソン、F・ゼラー、
A・パーマー、C・クーディ、T・アーロン、B・キャスパー 
Golf Classic 2004年7月号よりお借りしました>

トッププロ
<Golf Classic 1996年7月号より>


優勝すれば、「トロフィー、賞金、マスターズの永久シード権」を与えられますが、選手は「生涯マスターズチャンピオンであることの証」である「グリーン・ジャケット」を身にまとうために優勝を目指すのでしょう。そのため「オーガスタ」では、毎年数々のドラマが生まれています。


優勝トロフィー
<優勝トロフィー TBS「マスターズ2009」より>


グリーンジャケット
<グリーンジャケット TBS「マスターズ2009」より>


果たして来年は、「グリーン・ジャケット」を目指し、どんなドラマが待っているのでしょう。楽しみですね・・・・・・・・


グリーンジャケット
<Golf Classic 2004年7月号より>

優勝者
<画像は、GDOマガジン及びGolf Classic よりお借りしました>

≪「Better Half'sマスターズ特集」No.4≫につづく

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